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お久しぶりです!
ヤップイラスト担当の佐々木です。
前回の記事からかなり時間が空いてしまいましたが、今回はボタニカルアートを自分で描いてみよう!という記事です。

ボタニカルアートとは?

「ボタニカルアート」…おしゃれな響きです。
最近よくレンタルポジのサイトやおしゃれなパッケージデザイン等を集めたサイトで目にする言葉です。
簡単に言うと植物を描いたイラストのことですが、特に植物図鑑の絵(標本画)のことを指すそうです。
(参考サイト:http://www004.upp.so-net.ne.jp/botanical/Botanic1.html
そんなボタニカルアート風なイラストを、完全デジタル(Photoshop)で描いてみようと思います!

線画を描く

最初にざっくりラフを描きます。(Photoshopで描くのでもちろんペンタブです。えっ、持ってない?買いましょう!!)
今回は汎用性の高い月桂樹にしました。

ラフレイヤーの透明度を20%にし、上に新規レイヤーを作成して本番の線画を描きます。

POINT!
モチーフである植物の特徴をしっかり表現すると、絵に説得力が出ます。
今回の場合、月桂樹の葉は茎から回転するように生えている、葉の裏と表で色が大きく違う、などを意識しながら描いていきます。

輪郭がとれました。

次に、昔の版画のような雰囲気を出すために、エッチングという技法で使われる細かい斜線を入れていきます。

光の方向を意識しながら入れるとリアルになります

POINT!
画像のように、描いた斜線と直角になるように上から消しゴムで斜線をかけると、線の終わりがかすれたようになり雰囲気が出ます。

線画の完成です

着色する

線画レイヤーの属性を[乗算]にし、下に色レイヤーを作成します。

葉っぱ(緑)と茎・葉脈(黄緑)でレイヤーを分けています

色レイヤーの透明を保護したら、グラデーションをかけていきます。
ソフト円ブラシで葉っぱ一枚一枚を塗っていきます。

グラデーション前
グラデーション後
着色完了です

テクスチャを入れる

このままだといかにもデジタルっぽいので、グランジ効果を入れます。
具体的には表面にザラザラのテクスチャを入れることで、古い版画のような質感を出します。

まず、背景以外すべてのレイヤーをグループ化し、その上に新規レイヤーを作成し、属性を[焼き込み(リニア)]にします。
グループと新規レイヤーの間をoptionキーを押しながらクリックして、マスクします。

作成したレイヤーに、まんべんなくグランジブラシ(色は明るめの茶色くらいの色です)で適当に塗ります。

黒いザラザラが出てそれらしくなってきました

次に、同じように上にもう一枚新規レイヤーを作成してマスクし、属性を[ソフトライト]にします。

同じようにグランジブラシで塗ります。

わかりにくいですが薄い黄色のザラザラが出ています
テクスチャをかけ終わりました

最後に一番上のレイヤーに画用紙の画像を[乗算]で乗せて、完成です!

応用編:色にムラをつけてみよう

このままでも十分良いのですが、余裕があれば少し色にムラをつけてもっと雰囲気を出してみましょう。

方法は簡単です。色レイヤーにマスクを作成し、水彩ブラシでうすーく部分的に消すだけです。

もやもやして良い感じです

これでボタニカルアート(風)イラストの完成です!
いかがでしたか?専用の道具を使わなくても、PC上でPhotoshopを使えば簡単に作ることができます!バナーやサイトのタイトル周り、パッケージデザイン等にも応用できるので、ぜひお試しください〜!

並べるだけで見栄えがぐっと良くなりますよ!

株式会社 ヤップ デザイナー/イラストレーター

佐々木優

芸大日本画専攻卒でペンタブの使い手。デザイナーとイラストレーターの二刀流を目指します!

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