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イメージボードのような絵が描きたい!

イラスト担当の佐々木です!
今回は、SF映画の設定資料集に出てきそうなイメージボード風のイラストです。
イメージボードとは、映画などを作る際に必要になる、世界観をあらわした一枚のイラストのことであり、コンセプトアート(同じく映画製作に必要な資料)の元になるものです。平たく言えばスケッチです。
あの有名なピクサーのコンセプトアート制作には、なんと日本人が参加しています。(関連記事
そんなイメージボード風イラストのメイキングを書いていきたいと思います。
今回も使用ツールはPhotoshop CCとWacomのペンタブレット(Intuos Pro)です。

汚すぎる作業環境

画面に対するモチーフの面積比を決める

最初にラフを作成します。
画面の中でモチーフ(この場合は建物)が占める割合を決めます。

今回は空が覆われるような迫力を出したかったので、影になる部分を多めに取りました。
手前の建物と背景はレイヤーを分けておきます。

続けてさらに細かく建物の形をとっていきます。

遠近感を出すために手前を暖色系、奥を寒色系のブラシで色を乗せていきます。
(理由は後述しますので少々お待ちを…)

POINT!
ブラシのモードを「オーバーレイ」、不透明度を50〜70%にすると自然な感じで色を乗せることができます。

建物のディティールを描く

シルエットのみを描いていた建物の細かい部分を描きこんでいきます。
立体感や光の方向を意識して描くとリアルになります。

未来風の建物といえば、やたらたくさんある窓や謎の機械っぽい光の点です。
ひとつずつ自分で描きこんでも良いのですが、とても時間がかかってしまうため、
今回は写真の力を借ります。

自分で撮影した写真もしくはCCOの写真をダウンロードし、建物の形に沿うように変形します。(ビル群の夜景や工場などの複雑な構造物がおすすめです)

今回は夜景の写真を利用します。
こちらの「Pixabay」というサイトからダウンロードしました。
(※ただし、Pixabayは2019年8月現在CC0ではなくなっています!
配布サイトを活用するときは使用規定に注意しましょう!)


自動選択ツールで黒い部分を選択、カットして消します。

するとこのように光っている窓の部分が残ります。
複雑な形をテクスチャとして利用するだけなので、細かいところは気にしなくて大丈夫です。

建物のレイヤーに重ねてみます。
このままだと建物以外の部分にもテクスチャが残るため、テクスチャのレイヤーを右クリック→「クリッピングマスクを作成」(もしくはoptionキーを押しながら下のレイヤーとの間をクリック)で、余分な箇所を非表示にします。

レイヤーはこんな感じです

さらに建物になじませるため、テクスチャのレイヤーモードを「乗算」にします。

他の部分もこの通り。

手描きで描いた上にこのテクスチャを重ねるとぐっと情報量が増えて「描き込んだ感」が出ます。楽ちんですね!

全体にテクスチャを置き終えました。

POINT!
建物ごとにレイヤーを分けておくと消したり継ぎ足したりの作業が楽になります。

今回の記事はここまでです。
次回は未来の世界になくてはならないあれやこれやが登場します!

株式会社 ヤップ デザイナー/イラストレーター

佐々木優

芸大日本画専攻卒でペンタブの使い手。デザイナーとイラストレーターの二刀流を目指します!

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