Share

先月の話なんですが、南米のペルー、「地上絵」で有名なナスカで新たな地上絵がAIを使って発見された、というニュースを目にしました。その数なんと140点以上にも及ぶそうです。

ニュース記事に出ている写真を見てみると、ガイドラインを引いてもらわないとみえないくらいうっすらと陰のような絵っぽいものがみえてますね。
むしろ、なんだか線を引いてくれているおかげで、もうそれにしか見えないという気もしてきます。

AIを使って地上絵を発見するってどんな感じなんでしょうね。
いくつかの線や点の構成から「これは犬の絵です」とか判別してくれるような感じなんでしょうか。あるいは、点の集まりから欠けている点や線を類推する…?
AIを使う、と言われると私達は何となくそんな感じのイメージを抱きがちです。

ちなみに、本題とは全く関係ありませんが、壁のしみ、木の幹の凹凸やコンセントが人の顔に見えてしまう現象をシミュラクラ現象、紙に付いているインクの模様が何に見えるかという問診を行うテストはロールシャッハ・テストといいます。いや、別にナスカの地上絵が気のせいだと言いたいとかそういう他意は全くありません。ただの脱線です。人間の認知って不思議ですね。

さて本題に戻ります、このニュースを聞いて私はふと、地上絵という表現方法は現代でもやってみたら楽しいんじゃなかろうか、衛星写真などの発達しているいまだからこそいい感じなんじゃないかと閃いたわけです(まあ閃いたとか言ってますが、田んぼアートなども地上絵っちゃ地上絵)。
じゃあさっそく地上絵描きますか!といっても土地もお金も時間もない身なので、ここはちょっとごっこ遊びでPhotoshopを使って地上絵風のイラストを作ってみたいと思います。

まずは地上絵の写真や画像を観察します。ふむふむ。
雲模様フィルタやノイズ、ブラシなどをつかって地面の濃淡やザラザラ感を出していきます……この工程って需要あるんですかね。ちょっと退屈そうなので飛ばしちゃいましょう!大事なのはアイデアです。
何を地上絵にしたら面白そうなのか。
では早速、私の考えた1000年後に伝えたい現代の地上絵を御覧いただきましょう。描かれているモチーフも予想してみてください。

現代の地上絵

さて、いかがでしょう。砂漠や乾燥地帯に描かれている体で作ったので全体的に茶色くて申し訳ないです。ちょっと最後のは劣化が進んでいてわかりにくい状態ですね。
では解答と勝手に考えた妄想解説をつけてみましょう。

地上絵解答編

「タピオカ」
アジア地域などでかつて流行したとされる飲料がモチーフの地上絵。
タピオカ1粒の直径は約20mもあります。

「ユーチューバー」
映像配信中の様子を描いたものとされていますが、これを描いた作者は実際に映像配信をしたことがないのではないかと言われています。地面から黒い石を取り除く技法で描かれています。

「あおり運転」
たいへん危険な行為であったので、戒めのため後世に伝えようとしたのではないかと考えられています。煽られている車は当時の最先端の車をモチーフに描かれています。

おわりに

いかがでしたでしょう。思いつきで作ってみた現代の地上絵シリーズ。
画像診断AIに画像を調べさせる、ということもやってみたら面白そうな気がしますが、気軽に使えそうなサービスがなかったので諦めました。

だからなんなんだ、というくだらない試みでしたが、表現のアイデアとして上手く使えたら新しいことができるかもしれなくもないと感じました。

株式会社 ヤップ matsukawa

松川雅哉

メガネが本体かもしれないデザイナー。DTPなどの平面のデザインに加えて、C4DやAEを使った動きのある分野にも裾野を広げつつある

記事中の画像データを使いたい!や、この記事もっと詳しく書いて欲しいなどのご要望、ご意見は上記お問合せをクリック、もしくはお電話ください。

06-6445-7317